呉海上自衛隊 見学レポート
はじめに
迫力満点の艦艇と歴史に触れる一日。広島県呉市は、日本の海軍・海上自衛隊の歴史を語るうえで欠かせない街です。
呉は旧日本海軍の重要拠点として発展し、現在も海上自衛隊呉基地が置かれています。街を歩くだけでも、造船の街としての歴史や、海とともに歩んできた文化を感じることができます。
この記事では、呉で気軽に艦艇を見られるスポットから、実際に乗船できる海上自衛隊の見学体験まで、現地で感じたことを中心にまとめています。
よく知られているスポットとして、アレイからすこじま、大和ミュージアム、呉港艦艇めぐりが有名ですが、特におすすめしたいのが呉海上自衛隊の見学です。
呉で気軽に艦艇を見られるスポット
アレイからすこじま
予約なく自衛隊の艦船を見ることができる代表的な場所が「アレイからすこじま」。
潜水艦や護衛艦を間近で見学できる、全国的にも珍しい公園です。目の前に停泊する潜水艦は想像以上の大きさで、静かに佇む姿からは独特の緊張感が伝わってきます。説明看板も設置されており、軍事に詳しくなくても十分楽しめるのが魅力です。
駐車場は少し高台になりますが、専用駐車場があります。


大和ミュージアム
艦艇見学とあわせて訪れたいのが「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」。
戦艦大和の10分の1模型は圧巻で、当時の技術力の高さに驚かされます。展示は戦争の歴史だけでなく、造船技術や科学技術の発展にも焦点を当てており、大人はもちろん、子どもでも学びながら楽しめる内容です。
現在はリニューアル工事中ですが、大和ミュージアムサテラトにて営業中。2026年4月23日にリニューアルオープン予定です。
呉湾艦艇めぐり
船に乗って呉港を巡り、自衛隊の艦船や造船所で建設中の大型船舶を解説付きで見学できるクルーズです。1日に4〜5便運航しており、呉中央桟橋ターミナル1階が受付・出航場所になります。
海から軍港の街を眺められるため、とても人気があります。
呉海上自衛隊 艦艇見学・官舎見学
今回は、その中でも実際に艦艇に乗ることができる見学に参加しました。完全予約制ですが、解説を聞きながら乗船・撮影ができ、大迫力です。
艦艇に乗ったり施設の中に入る機会はなかなかないため、とても貴重な体験でした。
| 見学内容 | 時間 |
|---|---|
| 官舎見学 | 10:00〜11:00 |
| 艦艇見学 | 13:20〜15:00 |
予約の詳細は、呉地方隊のホームページで確認できます。
今回は、せっかくなので艦艇と官舎の両方を見学してきました。


午前の官舎見学前に訪れた場所
広島から見学時間10:00にあわせて出発。せっかくなので海軍の歴史を知るため、入船山記念館を訪問しました。
隣に駐車場があり、9:00の開館に合わせて入場。呉鎮守府長官の官舎を中心に、呉の歴史を学ぶことができます。
応接室や会議室は洋風、家族が過ごす奥の間は和風と、和洋折衷の建物が印象的でした。窓ガラスのわずかな屈折にも時代を感じ、次回はゆっくり解説を聞きながら見学したいと感じました。


官舎(呉地方総監部第一庁舎)の見学
駐車場がないため、入船山記念館に車を置いたまま徒歩で約10分。受付場所の呉地方総監部青山門に到着しました。(城山門もあるため注意)

受付時間は10:00〜10:15の15分間のみ。すでに約30名ほどの見学者が集まっていました。身分証明書で本人確認後、入場します。
今回は建築の専門の先生がたまたま訪問されており、各施設の特徴や年代、使用されている材料などを詳しく説明していただけました。

門を入るとまっすぐ先に第一庁舎が佇み、歴史を感じます。1907年(明治40年)に建てられたレンガ石造の建築で、レンガと御影石の調和が美しい旧呉鎮守府庁舎です。
建物の裏手には海に続く大階段があり、海軍の建物らしさを感じました。


この大階段は、表敬訪問の賓客との撮影場所として使われているそうです。通常立ち入り禁止の旧通信施設も見学でき、約45分の見学時間があっという間に感じられる充実した時間でした。
てつのクジラ館と周辺散策
午前の見学が終了後、昼食を兼ねててつのクジラ館を訪問。
大和ミュージアムは閉館中のため、横の桟橋で休憩しました。ここでは戦艦大和の大きさを体感でき、主砲や甲板のサイズ感に驚かされます。


まとめ
呉の海上自衛隊見学は、艦艇の迫力を間近で感じられるだけでなく、街全体に残る海軍の歴史や文化を体感できる貴重な機会でした。
事前予約が必要な見学もありますが、アレイからすこじまや関連施設を組み合わせることで、一日を通して呉の魅力を深く知ることができます。歴史や艦艇に興味がある方には特におすすめの体験です。
に続く