竹原と大久野島を巡る、歴史と癒やしの一日旅
いつも素通りしてしまう場所でしたが、今回は大久野島へうさぎに会いに行く途中、竹原の町を散策してみようと思い訪問しました。広島県竹原市は、江戸時代の面影を残す町並みと瀬戸内海の穏やかな自然が魅力のエリアです。「安芸の小京都」と呼ばれる竹原の町並み保存地区と、うさぎの島として知られる大久野島を巡る日帰り旅の記録です。歴史ある町を歩き、自然に癒やされる一日を過ごしたい方にとって、ルートの参考にもなる内容です。
竹原までは広島から高速に乗り河内ICまで行き、そこから国道432号を南下。1時間ほどで道の駅たけはらに到着しました。途中、葛子古墳や木村城跡、小早川家居館跡などの看板があり、歴史好きとしては気になる場所ばかりでした。
竹原町並み保存地区を散策
道の駅から歩いて歴史の町へ
まず訪れたのは道の駅たけはら。駐車場に車を止めて徒歩5分ほどで町並み保存地区に入ります。白壁の蔵や格子戸の町家が続き、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
旧笠井家の見学
最初に訪れたのが、明治5年に建てられた旧笠井家。製塩業で財を成した家で、大きくはありませんが立派なたたずまいでした。中も見学でき、2階からの街並みはとても風情があります。


酒造や寺院を巡る町歩き
次に訪れたのは、NHKで放送された「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝の生家竹鶴酒造。現在も日本酒の製造販売を行っており、新酒ができると軒先に杉玉が飾られる姿が印象的です。
通りにはカフェや資料館、酒蔵跡などが点在し、古民家を改装した宿もあります。旧家を活用したカフェでコーヒーを飲みながらゆっくり過ごす時間も心地よく、旅の始まりにぴったりでした。
西方寺(普明閣)は、京都の清水寺を模した観音堂で、高台から竹原のまちを一望できます。竹原歴史民俗資料館の横には、竹鶴政孝・リタ夫婦の銅像があり、一緒に写真撮影をしました。その後、江戸時代の歴史家・思想家である頼山陽の生家頼惟清旧宅へ向かいました。

胡堂まで歩いて折り返し
古い風情のある街並みを歩き続けると突き当たりに胡堂がありました。ここは大林宣彦監督の映画「時をかける少女」で知られるスポットです。

胡堂で折り返して道の駅に戻りました。約2時間の散策で、これまで素通りしていたのがもったいないと感じるほど充実した時間でした。道の駅ではお土産や珍しい柑橘を購入し、竹原の町を後にしました。
忠海港から大久野島へ
竹原観光の後は国道185号で忠海港へ移動。途中、沼田小早川一族の浦氏の賀儀城跡や、撮影スポットとして知られるエデンの海展望台に立ち寄りながら忠海港に到着しました。
港に車を置き、フェリーで約15分。瀬戸内海の景色を眺めているとあっという間に大久野島へ到着します。忠海港には無料の駐車場が2つあり、港に近い第一駐車場と少し離れた第二駐車場があります。第一駐車場は平日でも午前中には満車になることがあるため、早めの到着がおすすめです。

うさぎに癒やされる大久野島
島に降り立つと、さっそく人懐っこいうさぎたちが桟橋までお出迎えしてくれます。島内のあちこちに巣穴があり、500~600羽ほどが自由に暮らしています。思わず笑顔になる光景で、ここは本当におすすめの場所だと感じました。
一方で島には旧日本軍の毒ガス工場跡や資料館もあり、歴史を学ぶこともできます。可愛らしさと重い歴史、その両方を感じられるのが大久野島の特徴です。国民休暇村もあり、宿泊してゆっくり過ごすこともできます。


海沿いの遊歩道を歩いたり、展望スポットから瀬戸内海を眺めたりと、島全体がゆったりとした時間に包まれています。観光地でありながら静かで、心が落ち着く場所でした。
まとめ
竹原の歴史ある町並みと、大久野島の自然とうさぎたち。異なる魅力を一度に楽しめるこのルートは、日帰り旅行にもぴったりでした。メジャーな観光地だけでなく、地元の案内板や地図を頼りにローカルな歴史スポットを見つけて歩くのも楽しい時間になります。
大久野島へ渡るフェリー乗り場の近くには、アヲハタジャムの工場アヲハタジャムデッキがあり、工場見学やジャムづくり体験もできます。竹原周辺を訪れる際は、少し足を延ばして巡ってみるのもおすすめです。