旅と歴史の記録帖

家族旅行での実体験をもとに、旅の計画や現地の雰囲気がイメージできる情報をお届けします。

広島に残る国宝建築|世界遺産と歴史の見どころ

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広島県の国宝建築をめぐる旅の魅力

広島県には、世界に誇る歴史的建造物が数多く残されています。世界文化遺産として知られる場所だけでなく、意外と見落とされがちな国宝の建築物も点在しています。この記事では、広島を象徴する代表的な場所から、県内各地に残る貴重な国宝までを紹介しながら、旅の中で訪れる楽しみをお伝えします。


広島を象徴する世界文化遺産と国宝

原爆ドーム(広島市)

広島市中心部の平和記念公園内にある原爆ドームは、1945年8月6日の原子爆弾投下によって被爆した建物の遺構です。かつては「広島県産業奨励館」として建てられ、多くの人が行き交う街の象徴的な建物でした。

原爆ドーム
北からの原爆ドーム ・平和資料館からの原爆ドーム

現在は当時の姿を残したまま保存され、戦争の悲惨さと、平和の尊さを静かに伝え続けています。訪れると自然と気持ちが引き締まり、平和について考えさせられる特別な場所です。

厳島神社(廿日市市・宮島)

宮島にある厳島神社は、海に浮かぶ朱塗りの社殿と大鳥居で知られる、日本を代表する神社のひとつです。潮の満ち引きによって景色が変わり、満潮時には海の上に神殿が浮かんでいるような幻想的な風景を見ることができます。

厳島神社

平安時代から続く信仰と建築美、そして瀬戸内海の自然が調和した空間は、訪れる人に深い感動を与えてくれます。「日本三景・宮島」としても知られ、国内外から多くの観光客が訪れる理由がよくわかります。

世界に伝えたい、広島の二つの象徴

原爆ドームが「平和の大切さ」を伝える場所であるなら、厳島神社は「日本文化と自然の美しさ」を伝える場所です。まったく異なる意味を持ちながらも、どちらも広島という土地の歴史と心を映し出す大切な存在です。


広島県内にあるその他の国宝建築

世界文化遺産は広く知られていますが、広島県内にはほかにも貴重な国宝建築が点在しています。旅行の計画を立てるとき、こうした場所もあわせて訪ねてみたいと感じています。

不動院金堂(広島市)

不動院金堂は、足利尊氏が全国に建立した安国寺のひとつで、山麓の地形に守られたことで原爆の被害を免れた、市内唯一の国宝建築物です。

不動院金堂

浄土寺 多宝堂・多宝塔(尾道市)

浄土寺多本堂・多宝塔は真言宗泉涌派の大本山にある建造物で、本堂は鎌倉末期に炎上した後、再建された歴史を持っています。多宝塔も鎌倉末期の建立とされ、時代の重みを感じることができます。

明王院 本堂・五重塔(福山市)

明王院本堂・五重塔は真言宗大覚寺派の古刹にあり、本堂は鎌倉末期、五重塔は室町前期に建立されたと伝えられています。

明王院

向上寺 三重塔(尾道市)

向上寺三重塔は室町時代に建立された建物で、瀬戸田水道を一望できる小高い丘の上に建っています。

向上寺三重塔

近くにあるのに意外と知られていない国宝の建造物。各地に点在するこうした場所をチェックし、旅の計画に少しずつ取り入れていくのも楽しみのひとつです。


まとめ

広島県には、原爆ドームや厳島神社のように広く知られた場所だけでなく、不動院や明王院など、歴史ある国宝建築が数多く残されています。それぞれが異なる時代や文化を伝える存在であり、訪れることで地域の歴史をより身近に感じることができます。旅の行き先を考える際には、こうした国宝にも目を向けてみると、新しい発見につながるかもしれません。