松山城から大三島へ、瀬戸内を巡る帰路の旅
道後温泉から松山、しまなみ海道を経て大三島へと向かい、フェリーで広島へ戻る一日の記録です。城の歴史や瀬戸内海の景色、神社や自然の名所を巡りながら、移動そのものも楽しめたドライブ旅でした。これから同じルートを訪れる方にとって、立ち寄りスポットの雰囲気が伝わる内容になっています。
大洲から下灘・松山そして大三島を経由し広島へ。
松山城と朝の道後温泉街
朝の道後温泉街は観光客も多く、情緒ある町並みを歩くだけでも気持ちが高まりました。そこから車で向かったのが松山城です。松山城は愛媛県松山市中心部の勝山山頂に築かれた平山城で、日本三大平山城の一つ。現存天守を持ち、加藤嘉明が築城し、のちに松平家が治めました。天守や櫓、石垣が良好に残り、城下町と瀬戸内海を一望できる眺望も魅力です。

麓からのアクセスはロープウェイとリフトが選べますが、今回はリフトを利用して登城しました。ゆっくりと空中を進みながら見下ろす松山市街と瀬戸内海の景色はとても爽快で、すでに旅の満足度は高め。天守からの眺望も素晴らしく、城下町・松山の広がりと海の景色が一望できました。




海沿いのドライブとしまなみ海道へ
松山城を後にして、新しく高架になったJR松山駅を眺めながら今治方面へ。海岸沿いの道を走り、瀬戸内海を横目に進むドライブはとても心地よい時間でした。途中、道の駅風早の郷・風和の里に立ち寄り、地元の特産品や柑橘類、お土産コーナーを見て回るのも旅の楽しみのひとつです。
今治からしまなみ海道に入り、来島海峡SAで四国と別れ、大三島へ向かいました。

大三島の歴史と自然を感じる
大山祇神社
最初に訪れたのは大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)。全国の山祇神社の総本社であり、武運の神としても知られる由緒ある神社です。境内はとても静かで空気が澄んでおり、自然と背筋が伸びるような厳かな雰囲気。長い歴史と信仰の深さを感じられる場所でした。

宝物館の見どころ
ここにある宝物館は、全国の国宝・国の重要文化財の指定を受けた武具類の約8割が保存展示されています。甲冑の保存は全国一で、日本最古の平安中期の鎧をはじめ、鎌倉期から戦国時代まで各時代を代表する名品が展示されています。
生樹の御門
続いて向かったのが生樹の御門(いききのごもん)。巨大なクスノキの幹が自然に門のような形になった不思議なスポットで、長い年月をかけて生まれた神秘的な姿に思わず足を止めて見入ってしまいます。


道の駅とフェリーで旅の締めくくり
その後は「道の駅しまなみの駅御島」へ立ち寄り、大三島の特産品や海産物、柑橘加工品などを見ながら休憩。瀬戸内らしい穏やかな雰囲気の中で、のんびりとした時間を過ごしました。
旅の締めくくりは、大三島盛港から忠海港へ向かうフェリー。車ごと乗船し、ゆっくりと海を進む船旅は、ドライブとはまた違った特別感があります。甲板から眺める瀬戸内海の島々と穏やかな波、遠ざかる大三島の景色が印象的でした。途中、フェリーは“ウサギの島”で知られる大久野島に立ち寄り、忠海港へ到着。橋を使う移動が中心になりがちな中で、船での移動も瀬戸内ならではの楽しみ方だと感じました。
まとめ
道後温泉から松山城、しまなみ海道を経て大三島、そしてフェリーで広島へ戻る帰路は、景色や歴史、自然の魅力が詰まった一日でした。城からの眺望や神社の静けさ、海沿いのドライブや船旅など、移動そのものが旅の思い出として残るルートです。瀬戸内をゆったり巡りたい方には、寄り道を楽しみながら進むこの行程もおすすめできると感じました。