旅と歴史の記録帖

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広島から日帰り絶景旅 191号経由でのんびり巡る三段峡

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広島から日帰り絶景旅 191号でのんびり巡る三段峡

はじめに

広島市内から気軽に行ける絶景の渓谷といえば、やはり三段峡です。何度訪れても、そのたびに違う表情を見せてくれる中国地方屈指の名勝です。今回は少し趣向を変え、上安駅付近を起点に、安佐動物公園前を通り、国道191号をのんびり北上して三段峡へ向かいました。太田川の流れを横目に、山あいの景色を楽しみながら進むドライブは、それだけで小さな旅の始まりでした。

 

安佐動物公園から国道191号と太田川の風景


広島市内からアストラムラインの高架を見上げながら上安駅を北上しました。住宅地を抜けると、山道になり緑が一気に濃くなりました。やがて現れるのが安佐動物公園です。休日には多くの家族連れで賑わう場所ですが、今回はそのまま前を通過し、あさひが丘の団地をぬけ、国道191号に入りました。
このあたりから空気が変わりました。街の気配が薄れ、山の匂いと太田川のせせらぎが近づいてきました。ドライブそのものが心を整えてくれる時間でした。

この道は太田川沿いを走る区間が多く、川と山と空が織りなす風景が続きました。カーブを曲がるたびに現れる渓谷の眺めは見飽きることがありませんでした。
信号も少なく、ゆったりとした気持ちでハンドルを握ることができました。

また、この道沿いは、旧可部線の廃線跡がいたるとこにあり、三段峡まで、楽しむことができます。

 

加計の町を抜けて


やがて現れるのが加計の町並みでした。上安の交差点からおよそ50分です。山あいの静かな町で、どこか時間がゆっくり流れているように感じました。コンビニや商店もあり、ここで休憩を取るのもおすすめでした。
ここから先は、さらに山深い景色へと変わりました。三段峡が近づいていることを実感しました。

 

三段峡入口に到着


加計の街からは、20分ほどで、到着。駐車場に車を停め、いよいよ渓谷散策が始まりました。入口近くのバスの転回場奥に、かつての可部線の終着駅の三段峡駅の跡があります。

三段峡駅跡


入口にはお土産店や飲食店が数軒あり、ここからすでに清らかな水の流れと、切り立った岩壁が目に飛び込んできました。ここが特別な場所であることは、歩き始めてすぐに感じられました。
三段峡は全長約16kmに及ぶ大峡谷ですが、見どころが凝縮されているのが入口から黒淵周辺までの区間でした。整備された遊歩道をのんびり歩きました。

黒淵までの渓谷美


三段峡入口から、黒淵までは、約1時間で距離にして3kmほどです。途中、姉妹滝、竜ノ口、赤滝、女夫淵、石樋などの見どころがあります。なかでも、三段峡を代表する景勝地が黒淵でした。深いエメラルドグリーンの淵と、そそり立つ岩壁。静寂の中に水音だけが響いていました。
ここでは渡し舟も運航されており、対岸へ渡ることもできました。水面近くから見上げる岩壁は迫力があり、まるで別世界に入り込んだような感覚になりました。

のんびり歩く贅沢


三段峡の魅力は、激しいアップダウンが少なく、渓谷沿いをゆったり歩ける点でした。新緑や紅葉の季節は特に美しいですが、どの季節でも水の透明感と岩の造形美は変わりませんでした。



ベンチに腰を下ろし、川の流れを眺めているだけで、時間を忘れてしまいました。日常の喧騒から離れ、自然のリズムに身を委ねる贅沢な時間でした。

最後に
高速道路を利用せず、このルートは、移動時間そのものが旅の楽しみになるコースでした。国道191号の風景、加計の町並み、そして三段峡の自然美がゆるやかにつながり、心を癒してくれる一日になりました。広島市内から気軽に行けるとは思えないほどの大自然が、すぐ手の届くところにありました。のんびりとした時間を過ごしたい日に、ぜひおすすめしたい日帰りコースでした。

追記

黒淵渡船の運行は、2026年4月15日頃からの営業予定です。

10:00から16:00金曜日から火曜日(水曜日、木曜日は休み)