瀬戸内海の穏やかな風景を求めて 安芸津・安浦ドライブ旅
はじめに
広島県の瀬戸内海沿岸には、美しい海と穏やかな町並みが残る魅力的なドライブコースがあります。今回は広島から東広島市の安芸津町から呉市の安浦町にかけて、瀬戸内海の風景を楽しみながらドライブしてきました。
広島市内から比較的気軽に訪れることができ、海を眺めながらのんびり過ごせるのがこのエリアの魅力です。観光地として大規模に開発されていないため、昔ながらの港町の雰囲気や瀬戸内らしい多島美を身近に感じることができます。
今回は海岸線を中心に、景色や歴史、地域の魅力を感じながら巡った旅の様子をご紹介します。
瀬戸内海の景色
広島から三原にかけての瀬戸内海沿岸や島々は、瀬戸内海のイメージをそのまま形にした様な美しい風景をみることが出来ます。

海沿いの道と並行して走る電車、海に浮かぶ多くの島々。海では、カキに養殖の筏が並び、遠くに小さなフェリーや船が静かに行きかつている。
尾道の街並が、瀬戸内海のイメージとする方が多いですが、呉から三原にかけての呉線沿線が、観光されてない、原風景の瀬戸内だと感じます。
広島から安浦の街へ
広島市内を出発し、国道2号を矢野駅まで行き、そこから県道34号、熊野安浦線を利用して東へ向かいます。
広島市内からは、約36km、1時間ほどの距離です。このルートは安浦の街に着くまで盆地や山間部を走るため、安浦の街で出くわす瀬戸内の美しい景色を倍増することが出来ます。
また、黒瀬の街から安浦の街までの県道34号線沿いは、平成30年に起きた豪雨災害で大きな被害を受け、土砂災害や、水没など至る所にありましたが、かなり復旧も進んでいます。中畑地区は、段々畑と古民家が立ち並び美しい原風景が残る地域でしたが、この災害でかなり街の形状がかわりました。
セメント製の船
安浦の街に入り、国道185号に合流し、先ず向かったのが、街の東にある三津口湾に浮かぶ武智丸です。安浦の駅からすぐの漁港に置かれています。

武智丸は、太平洋戦争末期の鋼材不足を補うために建造された鉄筋コンクリート製輸送船です。現在、広島県の呉市安浦町の三津口港に、第一武智丸と第二武智丸の2隻が防波堤として残されており、戦争遺産として知られています。

ディーゼルエンジンを搭載した自走式の貨物船で、全長約64.5mです。
何気ない港町にさりげなく防波堤として置かれています。
大芝大橋を渡る
武智丸を見た後、瀬戸内海沿いに車を走らせました。
海沿いには多くのカキ筏が浮かび、かき打ち小屋が並んでいます。この風景も瀬戸内海らしさです。10分ほどで島を結んでいる橋が見えてきます。大柴大橋です。

大芝大橋は、周囲6kmほどの大芝島に架かる全長470mの橋で1997年に開通しました。大芝島は、ビワとかんきつ類の産地で、橋の横の駐車場には、ビワをモチーフにした欄干があります

島は、車で1周することが出来ます。隣にある小芝島がハートの形に見える展望地や干潮時に海につながる大芝島のモンサンミッシェルなどもあります。


訪問時、潮が満ちていたため、残念ながら繋がっていませんでした


決して立派な観光地とは言えませんが、素朴にたのしむことが出来ます。


その後、近くの産直市により名産品の”ビワ”と”甘夏”を買い、ノスタルジックな雰囲気がある安浦駅の駅舎の撮影しに向かいました。その時、偶然にも、観光列車”etSETra"に遭遇しました。


瀬戸内海の魅力を再発見
今回のドライブでは、改めて瀬戸内海の魅力を実感しました。
有名観光地を巡る旅も楽しいものですが、何気ない海辺の景色や港町の風景には、それとは違った魅力があります。
安芸津や安浦では、観光客で混雑することなく、自分のペースでゆっくりと時間を過ごすことができます。
海を眺めながら休憩したり、港を散策したり、列車を眺めたりと、思い思いの楽しみ方ができる場所です。
何度訪れても新しい発見があるのが瀬戸内海沿岸の魅力といえるでしょう。
最後に
安芸津から安浦にかけてのドライブは、瀬戸内海の穏やかな風景を存分に楽しめるコースでした。
海と島々が織りなす美しい景色、歴史ある港町、そして海沿いを走る呉線の風景。どれもが瀬戸内ならではの魅力にあふれています。
広島市内から日帰りでも十分楽しめるため、休日のドライブ先としてもおすすめです。
慌ただしい日常から少し離れ、瀬戸内海の穏やかな時間に身を委ねる旅。安芸津と安浦を巡るドライブは、心をゆっくりと癒やしてくれる素敵な時間となりました。