広島電鉄循環線とは・歴史・ルート・見どころを徹底解説
はじめに
近年は広島駅周辺の再開発や駅ビル整備、駅前大橋ルートの整備などにより、広島電鉄の運行形態も大きく変化しようとしています。今回は広島電鉄の循環線について、歴史や特徴、利用方法、沿線の見どころなどを紹介します。
駅前ルートの開業と猿猴橋電停の廃止
広島市内を走る広島電鉄には、多くの路線があります。広島駅2階に乗り入れを開始し、それに伴い駅前大橋ルートが出来、今まですべての車両が通行していた、猿猴橋駅が廃止となりました。

猿猴橋電停は、広島駅から100mほどの距離で、交差点を渡り直ぐにありました。

道幅も狭く、利用者も少ない電停です。

また、次の的場町電停まで、急なカーブ、橋、そして渋滞で、なかなか進まない区間でした。
また、新たに、観光や街歩きに便利なのが「循環線」が誕生しました。紙屋町・八丁堀・原爆ドーム前など市内中心部と比治山・皆実町を巡回するため、初めて広島を訪れる方でも利用しやすい路線として知られています。
広島電鉄の循環線とは
広島電鉄の循環線は、市内中心部を効率よく結ぶ運行形態です。

広電本社前ー市役所前ー紙屋町東-八丁堀-稲荷町ー的場町ー段原一丁目-皆実町六丁目方面などを循環する路線です。内回り(反時計回り)と外回り(時計回り)があり、市内の主要エリアを巡るため、通勤・通学だけでなく観光客にも人気があります。
但し、広島駅にはいきません。


広島市中心部には行政機関、オフィス街、商業施設、ホテルなどが集まっており、多くの人が利用しています。そのため循環線は短い間隔で電車が運転され、移動しやすいことが特徴です。

広島電鉄は日本最大級の路面電車ネットワークを持っており、市内各方面へ向かう路線が集まるため、循環線はその中心的な役割を担っています。
循環線が誕生した背景
広島市は戦後の復興とともに人口が増加し、市街地も大きく発展しました。
紙屋町や八丁堀には百貨店や商店街が並び、広島駅から中心部への移動需要が急速に高まります。
そこで市内中心部を効率よく移動できる運行体系が整備され、循環線の考え方が生まれました。
循環線の魅力
循環線最大の魅力は、主要観光地へアクセスしやすいことです。
例えば原爆ドーム前電停で降りれば、平和記念公園や平和記念資料館まで徒歩圏内です。
紙屋町では「紙屋町シャレオ」や大型商業施設が集まり、買い物にも便利です。
八丁堀では百貨店や飲食店、ホテルが多く、市内でも最もにぎわうエリアとなっています。
さらに比治山公園、比治山神社、現代美術館、「ゆめタウン広島」等大型商業施設へもアクセスできます。

車を使わなくても、市内観光を十分楽しめるのが広島電鉄ならではの魅力です。
そして、最も魅力的なのが、旧型車両の運行です。被爆車両を含め、旧神戸市営、旧西鉄などのレトロな古い車両での営業です。

懐かしい、ブレーキ音、モーター音、そして木造の車両等をゆっくり楽しめます。
利用するときのポイント
循環線は運転本数があまり多くありません。また、運行時間が限られています。
内回り、外回りともに、午前9時台から午後15時台です。
本数は、内回り平日15本(週末8本)、外回り平日13本(週末7本)です。週末観光で利用する場合、1時間1本ペースですので、注意が必要です。
交通系ICカードや各種乗車券を利用するとスムーズに乗車できます。
一日乗車券を利用すれば、市内を何度でも乗り降りできるため、観光には非常に便利です。
途中下車しながらカフェ巡りや歴史散策を楽しむことで、広島の街をより深く知ることができます。
最後に
広島電鉄の循環線は、比治山地区から市内中心部を結ぶ便利な路線であり、通勤・通学だけでなく観光にも最適です。
原爆ドームや平和記念公園、広島城、紙屋町、八丁堀など、広島を代表するスポットへ気軽にアクセスできるため、多くの人に利用されています。
さらに広島駅再開発や駅前大橋ルートの完成によって、今後はさらに使いやすい路線へ進化していくでしょう。
広島を訪れる際には、ぜひ循環線を利用しながら歴史や文化、グルメ、街並みをゆっくり楽しんでみてください。路面電車ならではのゆったりとした車窓からは、歩くだけでは気付けない広島の魅力を発見できるはずです。